伊東達矢校長ブログ
2024.04.16
名前を書く
中休みと昼休み、子どもたちに校長室を開放しています。イスが8脚あるので、入室は8人までにしています。8人になると「まんいんです」の札を扉にかけます。
地図や地球儀で、子どもたちは日本の位置や学校の場所を探しています。
旅行のお土産でいただいたご当地グッズのぬいぐるみで、低学年の子たちが人形劇をすることもあります。
百人一首の絵札を使って「坊主めくり」をします。遊んでいるうちに、12人の坊主に蝉丸法師がいることや、天皇(上皇)が8人いることなどを知ります。
本も置いています。『ぐりとぐら』や『だるまちゃんとてんぐちゃん』はいまも人気です。『世界児童文学集』は高学年の子どもが借りていきます。
今年度は、校長室に来たら自分の名前を備え付けのノートに書いてもらっています。
1年生には自分の名前を書くのも一仕事です。枠におさまりきれずにはみだしたり、最初の1文字を思い切り大きく書きすぎて尻すぼみになったり。漢字で書いてみたものの、へんとつくりが逆になっているのもありました。名字だけ、名前だけ書く子もいます。エンピツを握りしめ、ゆっくりと、一生懸命に書いている姿を見ていると、応援したくなります。
高学年になると当然漢字で書くのですが、自由に署名してくださいと言ったからか、ニックネームや絵を添えたり、芸能人のサインのように書いたりする子もいて、それぞれの個性がうかがえます。
「名は体(たい)を表す」という言葉があります。
名前には「こんな人になってほしい」という親の願いが込められています。子どもたちの書いた名前を見ていて、入試の面接で「お子さんの名前の由来を聞かせてください」と尋ねたとき、保護者の方から名づけについて熱い思いを聞いたことを思い出しました。
数年後、自分の筆跡を見返した子どもたちは、きっと成長のしるしを感じることでしょう。
伊東 達矢
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