伊東達矢校長ブログ
2024.04.05
新年度を迎えて
4月4日、前日の雨が上がり、青空が広がりました。この日の午前に始業式、午後に入学式を挙行しました。
1学年進級した新2年生から新6年生に13名の転入生が加わり、みんなの前でそれぞれ一言ずつ自己紹介しました。
始業式でわたしは、相手の立場に立って考えることについて話しました。
車に乗っていて割り込みをされたり、追い越されたりしていらいらし、クラクションを鳴らしたことがあります。でもそんなわたしの姿に、子どもたちから「なんて心の狭い人だろう」と思われると気づき、最近は進んで道を譲るようにしました。
相手の立場を考えることは、わが身を振り返ることにつながっています。人を思いやる気持ちは、自分のためになるのです。思いやりの気持ちが心のゆとりを生み、自分の行動や発言に自信をつけてくれます。
午後の入学式には、92名の新1年生とその保護者の方が参加しました。コロナ前にならい、来賓や学園理事も参列しました。拍手で入場する新1年生は緊張した面持ちです。式台に上がり、一人ずつ名前を呼ばれると、「はい!」と返事をします。元気に手を挙げる子もいてほほえましく感じました。
校長式辞で、好きな果物は何ですか? と聞くと、あちこちから「イチゴ!」「マンゴー!」「バナナ!」と声が上がり、中には「ドラゴンフルーツ!」というのも聞こえました。わたしは、好きな果物にちがいがあるように、人には自分とちがうところがあり、そのちがいを大事にし、リスペクトすることを学んでほしいと話しました。そして、上級生の中に「あんなおねえさん、おにいさんになりたいな」という人を見つけましょうと伝えました。
保護者の方には、保護者と学校との間の信頼関係があって初めて最善の教育を施すことができるから、些細なことでも遠慮せず、相談してくださいと呼びかけました。
私学の強みには、時代や社会の変化に機動的に対処できることがあります。多様化、複雑化の進む現代にあって、子どもや保護者の胸にストンと落ちるような対応ができることが教育のプロとしてのミッションです。教職員も知見と経験を積み、不断の研鑽を怠らずに精進しなくてはいけません。
児童の成長、教師の成長があって、学校の成長があります。開校13年目となる今年度、名進研小学校はたゆまぬ努力を続け、初等教育のモデルを目指していきます。
伊東 達矢
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