伊東達矢校長ブログ
2023.04.10
新1年生
朝からの雨の上がった4月6日の午後、令和5年度の入学式を行いました。
真新しい制服とランドセルに身を包み、張りつめた面持ちでやってきた新1年生たちは、教室で先生から説明を受けた後、列を作って式場の体育館へ向かいます。
拍手に迎えられ、レッドカーペットの上を進んで途中の式台に登ると、一人ずつ名前を呼ばれます。大きな声で「はい!」と言う子もいれば、元気に手を挙げて応える子もいます。消え入りそうな声で恥ずかしそうに返事をする子も。
用意された大人用のイスに座ると、どの子の足も床に届きません。その小さなからだいっぱいに、期待と緊張があふれています。そんなわが子の姿を見守る保護者の方々の感慨はいかばかりだったでしょう。
校長式辞ではこんなことを話しました。
――みなさんはきょうから名進研小学校の1年生です。
――となりにお友だちがいますね。この1年、同じクラスでいっしょに勉強し、遊ぶ仲間です。仲よくしてください。
――みなさん、あちらにいるのは、この1年、みなさんを教える先生たちです。担任の先生、副担任の先生のほかにも、授業をする先生が大勢います。たくさんのことを教わって身につけてください。
――そして学校には、2年生、3年生、4年生、5年生、6年生というおねえさん、おにいさんがいます。きっと優しくしてくれますよ。そして「あんなおねえさん、おにいさんになりたいな」という人を見つけてください。
――みなさんはこれから1日の長い時間を学校で過ごします。教室で勉強し、お昼ごはんを食べ、外で遊びます。楽しいことがたくさんあります。でも、ときにはお友だちと言い合いになったり、けんかしたりすることがあるかもしれません。自分の思い通りにならないことだってあるでしょう。
――そこでみなさんは気づくのです。人によって好きな食べ物がちがうように、考え方もいろいろ、やり方もいろいろだっていうことに。自分とちがうところがあることを知り、お互いにそれを大事にすること。このことも学校で学んでください。
続けて在校生たちの始業式のときと同じように、今年度の目標である「気高く、凜々しく、行儀よく」を、新1年生にも言ってもらいました。7歳の子には難しい言葉だったようで、最初の「気高く」の声はなんとか揃いましたが、後はばらばらになりました。でもそんな微笑ましい子どもたちの声は、式の固い雰囲気を緩めてくれました。
面と向かって声にして伝えること。コミュニケーションの基本です。わからない言葉でも、口にすることでだんだん身につきます。意味は追々知ればいいのです。教育の原点がここにあります。
先生や上級生からたくさん声をかけられることで、新1年生たちはどんどん成長していきます。知識をどれだけ得たかという結果よりも、このときと比べてどれだけ成長したかという変化を楽しみに、この1年間、接していこうと思います。
伊東 達矢
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