伊東達矢校長ブログ
2022.04.09
私学を選択する意味
2022年4月1日、開校10周年を迎えた名進研小学校の第2代校長に就任した伊東達矢(いとう・たつや)です。
この3月まで、母校でもある東海中学・高校に国語の教員として32年間勤務していました。このたび、縁あって名進研小学校に参りました。
現在、私立小学校は全国に240校、愛知県に4校あります。大学や幼稚園は、国公立よりも私立の数が多いのですが、私立高校は全体の27.1%、私立中学は7.7%、そして私立小学校は1.2%と、圧倒的に少数です。
数少ない私立学校を選択する理由は何でしょうか。
私学はそれぞれの理念に基づいた独自の教育を行っており、その理念に賛同した保護者と教職員によって成り立っています。私学に通う子どもたちは、理念を共有した仲間とともに成長していきます。これが私学らしさであり、存在意義です。
「施設・設備が立派だから」「受験に有利だから」「アフタースクールがあるから」というのはあくまで表面的なものです。その学校の教育理念を理解し、そこに可能性を見いだし、大事な子どもを託そうと思えること。どんな私学でも、ここに選択の理由があるべきです。
名進研小学校は、「自律と感謝の気持ちで社会に貢献する」という校訓を不断に追求することを教育理念としています。
理念に基づく本校のミッション(学校の果たすべき使命)は、子どもたち個々の内にある可能性を引き出し、最大限に広げることで、夢の実現とその夢を社会貢献につなげられるよう導くことです。
そして本校のビジョン(実現すべき学校の姿)として、私学の独自性を活かし、「新しい時代を生きる子どもたち」を育てるためのカリキュラム・環境を整え、初等教育のモデル校を目指すと謳っています。
私学の持つ強みの一つに、時代や社会の変化に即応できることがあります。保護者の意見や教職員からの提案により、教育の内容を見直したり、改善したりすることが迅速に行えます。その可否の最終判断は校長にあり、教育委員会にお伺いを立てる必要はありません。もちろん私学も学校教育法に定められた学校ですから、学習指導要領にのっとって教育をしますが、形態や行事に工夫をこらして独自に多様な実践をすることが認められています。
2022年度、名進研小学校では学校運営の重点目標に、「安心」と「自信」と「希望」の3つを掲げました。
子どもたちが安心して通い、学びを通して自信をつけ、希望あふれる未来を見つけることのできる学校でありたい、そう思うからです。
次の10年に向け、カリキュラムや時間割の精選、家庭と学校との連携強化、新校舎をはじめとする施設・設備の拡充、広報活動の活性化と入試の改革を実行します。
内容と進行状況についてはこのブログでも発信していきます。どうぞご期待ください。
伊東 達矢
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